2017年度より、『多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン』による「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」が始まりました。 本研究科では、2つの教育プログラム・コースがあります。

1.修士課程:「がんゲノム医療を支える専門看護師コース」

本コースでは、がんゲノム情報の意義を理解し、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の適応など、個別化医療に向けて患者・看護師への教育的役割を担い、また、生殖細胞系列の遺伝子バリアントによる遺伝性腫瘍患者・家族にとって最善の治療・ケア選択の意思決定を支え、心身の安定を図る高い実践力を持ち、がんゲノム医療におけるinter-professionalなリーダーシップを発揮できる専門看護師の養成を目指します。

2.博士課程:「がんライフステージケア研究コース」

ライフステージに応じたがん対策を推進するために、さまざまなライフステージにおける専門的看護、および、生涯にわたりがん対策が必要となる遺伝性腫瘍患者・家族の状況への理解を深め、意思決定支援、治療アドヒアランス、セルフケア能力促進に関わる看護介入を設計・管理し、inter-professionalな専門職者と連携・共同し、ライフステージケア研究を推進し、アウトカムを臨床に浸透できる看護学研究者の育成を目指します。